
【2026年最新】UR賃貸の家賃前払い(一時払い)制度|期間・割引率・収入要件を公式情報で解説

UR賃貸の家賃を前払いする制度は、正式には「家賃等の一時払い制度」といいます。家賃と共益費を1年から10年の間で1年単位の期間を選んでまとめて払うと、その期間はURが定める割引率で割り引かれた家賃等で住めます。5年・10年・20年といった区分はなく、20年分の前払いもできません。
割引率の具体的な数値は、UR公式サイトには載っていません。公式の案内も「URの店舗にお問合せください」となっています。
この制度を使うと、収入の条件は問われません。収入が基準月収額に届かない人が申し込むときの方法の一つとして、公式の「お申込み資格」に案内されています。
家賃等の一時払い制度のしくみ
| 項目 | 公式の案内 |
|---|---|
| 対象 | 家賃と共益費 |
| 期間 | 入居開始可能日の属する月の翌月から、1年から10年のうち1年単位 |
| 割引 | 一時払い期間に応じて、UR都市機構が定める割引率で割り引く |
| 収入の条件 | 問わない(収入を証明する書類も不要) |
| 契約 | 賃貸借契約とは別に「家賃等の一時払い」契約を結ぶ |
| 期間が終わったあと | 毎月の口座振替にするか、もう一度一時払い契約を結ぶかを選ぶ |
| 途中解約 | やむを得ない事情がある場合を除き、できない |
| 使える人 | 新たに契約する人は誰でも。住んでいる人も切り替えられる(法人契約を除く) |
一部の住宅や、ほかの制度と一緒に使えない場合があります。希望する一時払い期間に応じてもらえない住戸もあると、公式FAQに書かれています。
割引率の確かめ方
公式サイトの記載は「一時払い期間に応じてUR都市機構が定める割引率」までです。期間ごとの率の表や、物件による違いは公開されていません。
まとまったお金を払う前に、申し込む住戸と希望する期間で、割引後の金額をURの営業窓口で確かめてください。すでにUR賃貸に住んでいる人は、管理サービス事務所か住まいセンターが窓口です。
収入が基準に届かないときの3つの方法
URの申込みでは、申込者本人の平均月収額が基準月収額以上あることが条件です。たとえば家賃7万円の部屋なら、単身は25万円、世帯は28万円です。家賃別の基準はUR賃貸の審査条件の記事にまとめています。
基準に届かない場合、公式には次の3つの方法が案内されています。
| 方法 | 内容 | 収入・貯蓄の書類 |
|---|---|---|
| 家賃等の一時払い | 1〜10年分の家賃と共益費を契約時に前払いする | 不要 |
| 貯蓄基準 | 申込者本人の貯蓄が月額家賃の100倍以上ある | 円預金の残高証明書(発行後7日以内) |
| 収入基準の特例 | 同居親族との収入の合算、親族や勤務先からの家賃補給、60歳以上などの人は扶養等親族の収入で申し込む | 合算する人の収入証明、家賃補給証明書など |
貯蓄基準は、貯蓄の額を証明する方法です。その額をURに払うわけではありません。一時払いは、選んだ期間の家賃と共益費を実際に払います。
一時払いで問われなくなるのは収入の条件だけです。日本国籍またはURが定める資格を持つ外国籍であること、入居開始可能日から1か月以内に入居できることなど、ほかの申込資格は通常どおり満たす必要があります。
期間の選び方
期間は1年から10年まで、1年単位で選べます。選ぶときは、公式の案内にある次の3点を考えに入れます。
- 一時払い契約は、やむを得ない事情がある場合を除いて途中で解約できません。住む予定の期間より長くしないことが前提です。
- 期間が終わったら、口座振替に切り替えるか、もう一度一時払い契約を結ぶかを選べます。短い期間で始めて、終わるときに続けるかを決めることもできます。
- 近居割や子育て割など、使いたい制度がある場合は、一時払いと一緒に使えるかを申し込む前に窓口で確かめます。
退去するときに前払いした分をどう精算するかは、公式サイトには書かれていません。契約前に、窓口で精算の方法を確かめておくと安心です。
契約時に必要なお金
契約時の敷金(月額家賃の2か月分)と、入居月の日割り家賃・日割り共益費は、一時払いとは別に必要です。この2つは、URが発行する払込票で、契約までに金融機関で払います。
一時払いの額は、割引前で「(家賃+共益費)×12か月×年数」です。家賃7万円、共益費3,000円の部屋で1年を選ぶと、割引前で87万6,000円です。実際に払う額は、ここからURが定める割引率で割り引いた金額です。
| 項目 | 家賃7万円・共益費3,000円・1年の場合 |
|---|---|
| 一時払い(割引前) | 87万6,000円から割引した額 |
| 敷金 | 14万円 |
| 入居月の日割り家賃・共益費 | 入居開始可能日からの日数による |
礼金、仲介手数料、更新料はかかりません。初期費用の全体はUR賃貸の初期費用の記事で確認できます。
申込みから一時払い契約までの流れ
- 部屋を探し、URの店舗で申し込む(仮申込)。一時払いを使いたいことを伝え、割引後の金額を確かめる。
- 仮申込の翌日から1週間以内に、必要書類を出す(本申込)。一時払いを使う場合、収入を証明する書類は要りません。住民票の写しなどは必要です。
- 仮申込の翌日から10日以内に契約する。賃貸借契約と一緒に「家賃等の一時払い」契約を結ぶ。
- 一時払いの期間は、入居開始可能日の属する月の翌月から始まる。
物件によって流れや期間が違う場合があります。必要書類の全体は、UR公式の必要書類についてで確認してください。
すでに住んでいる人の切り替え
いまUR賃貸に住んでいる人も、一時払いに切り替えられます。法人契約は対象外です。問い合わせ先は、住んでいる物件の管理サービス事務所か住まいセンターです。
よくある質問
Q. 20年分の前払いはできますか
できません。期間は1年から10年のうち、1年単位で選びます。5年や10年といった決まった区分はなく、2年や7年も選べます。
Q. 割引率は何パーセントですか
UR公式サイトでは公表されていません。一時払い期間に応じてURが定める率で割り引かれます。申し込む住戸と期間での割引後の金額を、URの営業窓口で確かめてください。
Q. 一時払いを途中でやめられますか
やむを得ない事情がある場合を除き、途中で解約できません。退去するときの精算の方法は公式サイトに書かれていないため、契約前に窓口で確かめてください。
Q. 一時払いにすれば審査はありませんか
収入の条件は問われませんが、ほかの申込資格は確認されます。URへの未払い金がある人は申し込めません。過去にURの住宅で家賃の滞納などの契約違反があった人は、申込みを断られることがあります。
Q. 敷金も要らなくなりますか
要ります。敷金2か月分と入居月の日割り家賃・共益費は、一時払いとは別に契約までに払います。
Q. 期間が終わったらどうなりますか
毎月の家賃等を口座振替で払うか、もう一度一時払い契約を結ぶかを選びます。口座振替は、URが指定する金融機関で手続きします。
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2026年10月14日に確認しました。制度や条件は変わることがあるため、申し込む前にUR公式サイトで最新の内容を確認してください。